同じ発想の、少し先の型。
コヨーテファー付きパーカーフード、中古良品。M-1952という表記で流通することが多いが、基本構造はM-1951パーカーのフードとほぼ同じ。朝鮮戦争期の米陸軍が積み重ねてきた極寒装備の改良の延長線上にある一枚だ。地味だが正直な作りだ——飾り気のなさが逆に信頼できる。
毛足の長さで選ばれた毛皮
コヨーテの毛は、他の毛皮に比べて入手性が良く加工もしやすかったとされる。毛足の長さと密度は、防風性能に直結する実用上の選定基準だった。毛皮の選定ひとつにも、当時の調達事情が透けて見える。
襟に固定する仕組み
フードはパーカー本体の襟に金属フックとボタンで留める方式。取り外して単体で保管・洗浄できる点は、被服全体の耐久性を延ばす当時の設計思想と一致している——GI放出品らしい実用本位の作りだ。
コレクターが型番にこだわる理由
M-1951かM-1952か、細部の縫製やハトメの位置で見分けるマニアがいる。数センチの違いに歴史の年代差を読み込むのが、このジャンルの面白さだ。






