空軍だけが袖を通した、縞の迷彩。
ABUはAirman Battle Uniformの略、アメリカ空軍が独自に採用した戦闘服だ。試作は2003年、ベトナム戦争期のタイガーストライプ迷彩を下敷きに設計が進められた。
それまで各軍で共通だった迷彩から、陸海空海兵の4軍がそれぞれ自前の柄を持つ時代へ切り替わった——その象徴のひとつが、このパンツである。
緑と灰、市街地でも岩場でも
タイガーストライプというと熱帯の濃緑を思い浮かべがちだが、ABUの縞は灰みがかった緑と土色でまとめられている。イラクやアフガニスタンの市街地や乾いた岩場、どちらでも悪目立ちしない配色を狙った柄だ。
サイズと生地
サイズはM-R。ウエスト89cm、股下丈78cm、総丈109cm。新品・未使用のまま倉庫に眠っていた一本で、生地はまだ硬い!リップストップの織り目に、折られたままの筋が残る。
短かった現役期間
ABUは2018年前後からOCPへの切り替えが進み、空軍の店頭から急速に姿を消した。袖を通されなかった新品だからこそ、当時の縫製がそのまま残っている。












