荷物の重さを、骨組みひとつで受け止める。
ALICEパック用のアルミ製外部フレーム、中古良品である。1973年に米陸軍で制式化された携行装備システムの中核をなす部品だ。
M-1956・M-1967からの世代交代
ALICEはそれ以前のM-1956・M-1967世代の装備を置き換える形で登場し、湾岸戦争(1991年)前後まで長く米軍の標準として使われ続けた。外部フレーム式は背中と荷物の間に空間を作り、通気性を確保しながら荷重を腰へ逃がす構造(背負い方)になっている。
MOLLE登場後も生き残った理由
1990年代後半にMOLLEが導入された後も、ALICEフレームの丈夫さと単純さは高く評価され続けた。今も登山やブッシュクラフトの愛好者の間で、市販パックに組み合わせて使う改造の土台として根強い人気を保っている。
軍用の枠を超えた第二の人生
戦場を離れた今も、このフレームは誰かの荷物を支え続けている——用途を変えながら生き延びる、放出品らしい息の長さを持った一点だ。




