顔を消すための道具
顔の輪郭や肌の色を周囲の環境に溶け込ませるためのフェイスペイント、通称ドーラン。4色セットの中古品で、迷彩塗装の基本を担ってきた道具だ。
偽装という技術
野戦での視認性を下げる手段は迷彩服だけではない。顔や首筋の肌の光沢と輪郭を消すために、緑・黒・茶・砂色といった複数色を使い分けて塗り分けるのが基本とされてきた。
作りと質感
使用感のある中古品ながら、複数色が揃った状態で残っているのは貴重だ。油性のスティックタイプは持ち運びやすく、現場での即席の塗り直しにも対応できる作りになっている。
いま、遺産として
地味な小物ながら、偽装という戦術の基本を体現する一点。使われた形跡そのものが、この道具の役割を雄弁に物語っている。







