顔を消すための道具
ライトグリーンとサンドの2色を基本としたフェイスペイントのドーラン、中古品。明るい緑と砂色の組み合わせは、植生の薄い乾燥地帯や砂地での偽装を意識した配色だ。
偽装という技術
森林地帯向けの濃い緑とは異なり、この配色はより開けた地形や乾いた植生に合わせたもの。任務地の環境に応じて色を使い分ける発想が、装備の細部にまで行き届いていたことがわかる。
作りと質感
中古品らしい使用感が残る一方、色味そのものはしっかりと確認できる状態。持ち運びやすいスティック形状は、現場での即応性を重視した設計だ。
いま、遺産として
配色そのものが任務環境を映す資料でもある。使われた小道具から、当時の作戦地の性質を想像する楽しみがある一点だ。




