雪原と土、対極の二色
米陸軍などが用いたホワイトとロームの2色からなるフェイスペイント、ドーランの中古品。白と褐色という対極の色合わせは、雪上や寒冷地での偽装を想定した組み合わせだ。
緑が効かない場所での偽装
森林や草地で標準の緑・茶の配色は、雪原ではむしろ目立ってしまう——積雪地帯や氷雪地形での活動では白を基調にした配色に切り替える必要があり、この2色セットはそうした特殊環境向けに用意されたものだろう。
ロームという色名
「ローム」は本来、赤みを帯びた褐色の土壌を指す言葉。土そのものの色を肌に乗せるという発想が、この色名にそのまま表れている。緑系の色番が「ライトグリーン」と植物由来の名を持つのに対し、この色は土由来の名を持つ点も対照的だ。面白い命名だ。
珍しい配色の価値
数ある迷彩色の中でも、雪上用の組み合わせは流通量が少ない。地味な道具ながら、任務環境の多様さを物語る一点だ!




