緑一色にこもる使い分け
米陸軍などが用いたライトグリーン単色のフェイスペイント、ドーランの中古品。明るい緑は、日差しの強い草地や葉の薄い植生での偽装に向いた色調だ。
濃淡を使い分ける理由
深緑一色に頼らず、明度の異なる緑を持ち分けることで周囲の植生に合わせた微調整が利く——単色でも「濃い緑では浮いてしまう場面」に対応するための一本として重宝された。米陸軍の装備体系では複数の色番を組み合わせて使うのが基本で、単色売りはその補充用にあたる。地味だが賢い。
スティックという形状
固形の油性塗料はチューブより持ち運びに強く、割れたり漏れたりしにくい。1本で額から首筋まで塗り切れる分量が基本で、携行品としては驚くほど長持ちする。中古品としての減りはあるが、色味そのものはしっかり残っている。
単色に宿る奥行き
派手さのない道具にこそ、現場のリアルが宿る。1970年代から90年代にかけて生産された同種の単色スティックは、4色セットの補充用として個別に流通していた。緑一色の裏に、環境ごとの使い分けという発想が隠れている!




