ハトメひとつに、当時の規格が宿る。
帆布は硬い。同じく1960年代——ベトナム戦争が拡大していく時代の面影を残すU.S.NAVYヘルメットバッグだが、状態は中古良品。擦れは少なく、帆布の張りもしっかり残っている。
ハトメと持ち手の作り
この時代の米軍装備に共通するのが、真鍮ハトメと太い綿テープの持ち手だ。プラスチック部品がまだ一般化していなかった時代らしく、金属と繊維だけで完結する武骨な作りになっている。
コレクターが見る場所
ミリタリー収集の世界では、こうした付属品(バッグ・ケース類)は本体の装備より見落とされがちだが、実は縫製やハトメの刻印から製造年や契約先を読み解けることも多い。ときに縁の裏に製造年の刻印が残っていることさえある。地味だが情報の宝庫である!
良品として残った意味
同じ型でも、状態ひとつで表情はまるで違う。角の擦れが少ないこの一枚は、比較的丁寧に扱われてきた個体なのだろう。







