毛玉が教える、着られた年月。
ドロワーズ インナーウエア シャツは、制服の下に着るアンダーシャツとして支給されてきた一枚。この個体は毛玉が目立つ中古品として伝わってきた。
アンダーシャツという相棒
米陸軍のQM調達用語では、下衣の「Drawers」に対して上衣は「Undershirt」と呼ばれた。この2枚1組で冬季の防寒インナーを構成し、汗を吸って体温を保つという地味だが欠かせない役目を担っていた——目立たない仕事ほど、実は重要だ。
毛玉が刻む使用の記録
綿ニットの生地は着用と洗濯を繰り返すうちに繊維がこすれて毛玉になる。目立つ毛玉は、それだけ長く袖を通されたという何よりの証だ。新品同様の品にはない、実物ならではの説得力がここにある!
飾らない一枚
ボタン留めの簡素な前立て。装飾のない丸首。同シリーズはS・M・Lの3サイズ展開が基本で、肩幅40〜50cm台の幅で作り分けられていた。見た目の主張は何もないが、表に出ないからこそ、実用一点張りの設計が素直に残っている。









