袖を通した跡が語る、Mサイズの日常。
跡がある。それが新品との違いだ。肩幅約43cm・袖丈約14cm・身幅約41cm・着丈約61cm。Mサイズの中古Tシャツ——極上品の新品とは違い、実際に着られた形跡がうっすら残る一枚だ。
消耗品としてのTシャツ
1940年代から続くこの支給の仕組みの中で、Tシャツは特に消耗が早い一枚とされてきた。米軍支給(GI)の被服には『消耗品』として扱われるものが多く、何度も洗濯を重ね、支給・交換を繰り返す中で摩耗していくのが前提だ。逆に言えば、長く生き残った個体ほど希少とも言える。
生地の縮みと風合い
縮む。柔らかくなる。繰り返しの洗濯でコットンは少しずつ縮み、風合いが柔らかくなる。新品にはない、この『くたっと』した質感こそ〜実際に使われた個体だけが持つ味わいだ。
Mサイズという規格
小さめだ。米軍のUSサイズ表記は日本の感覚よりやや大きめに作られている個体が多いが、このMサイズは比較的コンパクトな部類にあたる。誰か一人の体格の記憶を、今もそのまま留めている。






