陸海空、どの部隊でも同じ形をしていた。
水筒用ポーチの中古品。程度は「良」。特定の部隊色が薄く、汎用装備として広く使われていたタイプだ。
OD-7という共通言語
ナイロン地の色番号OD-7(オリーブドラブ)は、陸軍・海兵隊・空軍を問わず、1970年代〜1990年代にかけて被服規定で共有されてきた色だ。水筒ポーチもこの色で統一され、部隊間の装備互換性を高めていた。
どこにでもあった、だからこそ量産された
特別な意匠を持たない汎用品ほど、実は大量に作られ、大量に消耗していく。ありふれた一枚だからこそ、今きれいな状態で残っているものは案外少ない。倉庫の奥で眠っていたような個体でなければ、まずここまでの形は保てない。
地味な脇役の生存記録
主役になったことは一度もない装備だが、これがなければ水筒はベルトからぶら下がる邪魔者でしかなかった——縁の下の力持ちである。





