綿からナイロンへ、素材が変われば戦い方も変わる。
水筒用ポーチの中古品。程度は「良」。生地の質感から、素材が転換していく時代のどこかに位置する一枚と見られる。
綿キャンバスの弱点
ベトナム戦争期まで主流だった綿製のキャンバス地は、丈夫な反面ジャングルの湿気を吸うとなかなか乾かず、カビの温床にもなった。密林での運用実績が、素材見直しの引き金になっている。兵士の不満が、次の世代の装備を作る原動力になった好例だろう。
ナイロンへの切り替え
1970年代以降、ALICE装備の導入とともに水筒ポーチもナイロン地へ置き換わっていく。乾きが早く、軽く、カビにも強い——兵站を支える地味だが確実な進化だった。
手触りが語る世代
綿かナイロンか、生地に触れるだけである程度の見当がつく。装備品は口を利かないが、素材そのものが年代を語ってくれる!この一枚も、指先で確かめれば移行期のどこかに位置していることが分かるはずだ。





