防寒着は一枚で完結しない。これはその最終レイヤーだった。
ゴアテックスパーカー、M-Rサイズ。肩幅54cm・身幅60cm・袖丈68cm・身丈70cm。中古良品。生地が丈夫で、サバゲーや作業着にも重宝された一枚だ。
ECWCSは「重ね着システム」だった
米陸軍が1986年に導入したECWCS(Extended Cold Weather Clothing System)は、下着から防寒着まで複数レイヤーを積み重ねる思想で組まれている。このGORE-TEXパーカーは一番外側、風雨を止める最終レイヤーの役目を担う。中に何を着るかは兵士次第、外側だけは絶対に守る——そういう発想の一枚である。
風防とダブルフロントの意味
風防が付き、フロントはジッパーとボタンの二重構造。単純に見えて、これは強風下でも前をしっかり閉じ続けるための工夫だ。寒いアウトドアに最適、という評はお世辞ではない。
中古良品という状態
新品のまま眠っていたものとは違い、こちらは実際に着られていた形跡がある個体だ。生地の柔らかさ、擦れ方——使い込まれた分だけ、逆に「実物」としての説得力が増している。










