紺と呼ぶには深すぎる、独特のネイビーブルーが空軍の色だ。
USAF D-1A フライト・トラウザーズは、朝鮮戦争期にアメリカ空軍(US)で採用されたナイロン製の飛行ズボンだ。エアフォース・ネイビーブルーと呼ばれる濃紺で仕立てられ、主に爆撃機の搭乗員が着用した。サイズ34、ウエスト約88cm・股下丈約78cm・総丈約117cmの中古良品である。
ヘビーゾーンという想定
「ヘビーゾーン用」とされる通り、高高度を飛ぶ爆撃機の厳しい寒さを想定した重装備向けの規格だ。寒さが前提。戦闘機とは違い、長時間同じ姿勢で機内にいる爆撃機搭乗員には、防寒性と耐久性が優先された!
陸軍とは違うネイビーブルー
米陸軍のオリーブドラブに対し、1947年に独立したばかりの空軍はこの濃紺を軍種色として多用した。新軍種の主張。D-1Aの色味には、独立したばかりの空軍としての矜持が表れている。
朝鮮戦争を生き延びた一着
1950年代の朝鮮戦争で採用されて以来、実戦を経てなお形を保っているのがこのフライトパンツだ。サイズ表記や採寸値まで、当時の規格そのままに読み取れる資料的価値がある。同時期のD-1型フライトジャケットと合わせて着用されることが多く、上下セットで語られることの多い装備でもある。














