M-65が生まれる前、空軍が着ていたもの
JACKET MANS COTTON SATEEN、1961年製の米空軍(US AIR FORCE)実物。サイズはSML REG、ライナーコート付きの個体だ。1950年代に開発され、1965年にM-65フィールドジャケットが登場するまで空軍が独自に採用していたフィールドジャケットである。
生地に刻まれた仕様
タグには「WIND RESISTANT SATEEN 9 OZ OG SHADE 107」の表記——連邦在庫番号8405-753-6195まで読み取れる。OGシェード107とはオリーブグリーンの色見本番号で、後の陸軍OG-107作業服にも通じる基準色だ。防風性を高めたサテン地9オンスという重さの指定まで、当時の調達仕様がそのまま残っている。
陸軍とは違う空軍の道
同じ時期、陸軍にも似た系統のフィールドジャケットはあったが、空軍は独自の型番・仕様で調達を進めていた。1965年にM-65へ統合されるまでの数年間、この型が空軍の野戦用防寒着として現場を支えていた。
ライナーという裏の主役
本体だけでなく、着脱式のライナーコートが揃って残っているのも大きい。散逸しやすい部品だ。ライナー単体では失われやすく、セットで現存する個体は年々減っている。60年以上前の一着が、裏地まで欠けずに手元にあるという事実自体が面白い!















