革なのに動ける、という発明
フライヤーズ・インターミディエート TYPE G-1、サイズ38の中古品。幅43cm・身幅48cm・袖丈60cm・身丈62cm。革ジャケットでありながら動きやすいと評判の型だ。袖と裾に数か所の使用痕がある。
海軍が育てたシルエット
G-1は米海軍・海兵隊の艦載機搭乗員向けに1930年代から発展してきた革製フライトジャケットの系譜に連なる型式だ。ゴワつきがちな革でありながら操縦席での動作を妨げないよう、身頃と袖のパターンが工夫されている。革なのに窮屈にならない。そこが発明だった——。
映画が広めた革ジャン
G-1の名を一気に知らしめたのは1986年の映画『トップガン』だろう。トム・クルーズ演じる主人公がこの型を羽織って登場して以来、軍装品の枠を超えてファッションアイテムとしての地位を確立した。羊革特有の経年変化は、着るほどに柔らかく色が深くなっていく。量産の合成皮革には出せない味だ。
穴も含めて実物
袖と裾の穴は、金属部品との擦れや経年劣化によるものだろう。革製品は縫い直しや補修がきく素材でもあるが、この個体はあえて手を加えず当時のまま並べている。傷んだ革の質感こそが、実物であることの何よりの証拠だ!












