空を飛ぶための一着
同じくINTERMEDIATE TYPE G-1のフライトジャケット、こちらはサイズ表記が失われた中古品。数字は読み取れなくとも、革製ながら動きやすいというG-1の設計思想はそのまま残っている。
空の現場で選ばれた理由
厚手のレザーに肩や腕回りのゆとりを持たせることで、コックピット内での操作性を確保した設計は、搭乗員から長年支持されてきた。サイズ表記が薄れているのも、それだけ使い込まれてきた証といえる。
作りと質感
幅約42cm、身幅約48cm、袖丈約61cm、身丈約62cmの実寸は同型と共通し、当時の仕立てを今に伝えている。袖と裾に見られる数箇所の穴も、実戦での使用感をそのまま残す部分だ。
いま、遺産として
サイズタグが読めなくなるほど使われてきたという事実こそが、この一着の価値を物語っている。傷みも含めて丸ごと歴史そのものだ。











