甲板に立つための一着
N-1フライトジャケットは第二次大戦期に米海軍が艦上勤務員やパイロット向けに採用したデッキジャケットで、Navy Departmentの表記が入る本品もその系譜に連なる一着だ。冷たい海風が吹きつける空母甲板上での作業を想定し、防風性を重視した作りになっている。
デッキジャケットという役割
フライトジャケットと呼ばれるが、実際には飛行服というより甲板上の防寒着として広く着用された経緯を持つ。ボリュームのある襟や比較的短い着丈は、作業中の動きやすさを優先した結果だ。
作りと質感
サイズ38、肩幅46cm・身幅55cm・袖丈62cm・身丈66cm。中古良品ながら数か所に汚れが見られ、実際に着用され続けた年月を物語っている。
いま、遺産として
空母甲板という過酷な現場で使われた防寒着として、当時の海軍航空隊の日常を今に伝える。














