『ファスナー』という言葉自体、日本での呼び名だ。
SCOVILLファスナー 53cm、新品。ジャケット等の補修用として使える一本だ。
ジッパーとファスナーの違い
英語圏では「zipper」、日本では「ファスナー」と呼ばれることが多いが、指しているものは同じ留め具である。SCOVILL社もこの手の金具を長年、米国内外の衣料メーカーに供給してきた。呼び名は違えど、噛み合う歯の構造そのものは大西洋を挟んでも変わらない。
戦時供給網の一端
第二次大戦(1941〜1945年)中、米国内の金具メーカーは軍需優先の生産統制下に置かれ、SCOVILLのような大手も軍服・装備用の金具供給を担った歴史がある。民生品より先に、兵士の一着が優先された時代だ。
今は誰かの補修待ち
当時と変わらぬ規格のまま——この一本は誰かのジャケットが直る日を待っている。歴史の重さを背負っているわりに、値段は驚くほど控えめだ。





