同じ型、微妙に違う一着
TYPE G-1のサイズ38、中古品。米海軍・海兵隊が育てた系譜の一着だ。幅43cm・身幅49cm・袖丈63cm・身丈60cm。袖と裾に数か所の穴があり、着られてきた年月がそのまま形に出ている。
採寸のばらつきという情報
革製品は個体差が大きい。一点物、と言っていい。同じ38サイズでも、この個体は袖丈が63cmと長めで、身丈が60cmとやや短い——革の伸び方や裁断の手作業による差が、既製服とは違う性格を作っている。
ムートン衿の防寒力
G-1最大の特徴は、風を遮る大きなムートンの襟だ。革本体の重厚さと合わせて、開放式のコクピットで風雪にさらされていた時代の名残がここに凝縮されている。密閉されたキャビンが当たり前になった今のパイロットには、もう必要のない装備かもしれない。
使用痕という記録
穴の位置や革の擦れ方を見ると、どこに装備を掛けていたか、どんな動作を繰り返していたかがうっすらと想像できる。海兵隊の航空基地で愛用された型でもある。補修せずそのまま出すのは、記録としての価値を損なわないためだ!













