スクーターの上で生まれた伝説、その原型。
M51 フィールドジャケット、SSサイズ、ジャンク品。品番CH-0277。肩幅44cm・袖丈56cm・身幅53cm・着丈72cm。ジッパーが噛んで完全には閉まらない、正直な「訳あり」個体だ。
フィッシュテールという裾
1951年に米陸軍が朝鮮戦争向けに制式化したM-51は、裾が魚の尾のように広がり紐で絞れる独特の形をしている。風を防ぎつつ座ったり屈んだりする動作を妨げない、実戦から生まれた裁断だ。
モッズが見つけた一着
1960年代のロンドン、モッズと呼ばれた若者たちはこのフィッシュテールジャケットをスーツの上に羽織ってスクーターを走らせた。映画『クアドロフェニア』(1979年)にその文化がそのまま記録されている——サブカルチャーが軍用品を選び取った稀な例だ。
ジャンクという正直さ
ジッパーの不具合は隠さず「ジャンク」と明記する。シルエットや生地を眺めるだけの一着として、あるいは修理前提のベース品として——楽しみ方は手に取った人次第だ。











