革が覚えている体温
革の重み。G-1フライトジャケット、サイズ38の中古品だ。ジッパーには「CONMAR」の刻印——米海軍向けにレザージャケットの金具を長年供給してきた老舗ブランドである。幅44cm、身幅50cm、袖丈58cm、身丈61cm(実測)。
米海軍航空隊の定番
米海軍航空隊の定番だった。G-1はもともと米海軍のパイロット向けに支給されたフライトジャケットで、革ジャケットの原型のひとつに数えられる。ムートンの襟が首元の防寒と防風を兼ね、コックピットの内外を行き来する体温差に対応してきた。
映画が焼き付けたシルエット
スクリーンでも主役級。トム・クルーズが『トップガン マーヴェリック』でパッチだらけのG-1を羽織った姿は記憶に新しい。革ジャケットといえばこの型、というイメージを一気に広めた一本だと言っていい。
傷が語ること
傷が語る。袖と裾には煤けたような箇所や穴が見られ、腕周りにも擦れが残る。使い込まれた革特有のやわらかさは、こうした傷とセットでしか手に入らない。
















