極寒地仕様、N-2からの改良型
NB-2ヘビーゾーン用フライトジャケットは、1945年に米海軍が採用した防寒飛行服で、それまでのN-2をより厳しい寒冷地(ヘビーゾーン)向けに改良した型とされる。サイズS(肩幅45cm・身幅56cm・袖丈63cm・身丈61cm)、中古品で袖と裾に数カ所の穴がある。
何を「改良」したのか
フライトジャケットの防寒性能は裏地の毛足の長さと縫製の密閉度で決まる。ヘビーゾーン用という呼び名が示す通り、この型は通常のN-2よりも厳寒環境——北方戦線や高高度飛行——を想定した仕様変更が加えられている。ボリューム感のあるシルエットはその名残だ。
穴が示す使われ方
袖口と裾は、着脱を繰り返す部位であり、コックピットの計器やハーネスに擦れやすい箇所でもある。数カ所の穴はそうした実使用の摩耗であって、保管中の虫食いとは性質が異なる痕跡だ。
改良型ゆえの希少さ
ベース型のN-2に比べ、ヘビーゾーン用の改良型は流通量自体が少ない。穴のある状態も含めて、当時どう使われたかを想像させる一着として残っている。














