革の内側に眠るコックピットの記憶
米海軍のフライトジャケットG-1、INTERMEDIATE TYPEのサイズ38、中古品。革製でありながら動きやすいと評され、搭乗員の動作を妨げない設計思想が凝縮された一着だ。侮れない実用性。
G-1という名前の由来
G-1は米海軍が制式化した革製フライトジャケットの呼称で、第二次大戦期のM-422A系統を経て、戦後の1947年前後に現行の型式へ整理されたとされる——ムートンの襟と編み込みの袖口・裾は、寒冷な高高度環境と甲板作業の両方に耐えるための工夫だ。
スクリーンが広めた一着
G-1を一気に有名にしたのは、1986年公開の映画『トップガン』でトム・クルーズ演じるマーヴェリックが着用した一着だろう。以来、実物・複製を問わず流通量が跳ね上がったジャケットでもある。まさに映画の力!
実寸に残る38という数字
幅約42cm、身幅約48cm、袖丈約61cm、身丈約62cm。サイズ38という表記と実寸が両方残っている点は、同型の中でも来歴を追いやすい個体だ。袖と裾の数箇所の穴も、着用され続けた歳月の記録である。














