綾織りが支えた時代
OD HBTパンツ、サイズ不明の新品だ。HBTとはHerringbone Twill(ヘリンボーン・ツイル)の略——魚の骨のようなV字模様に織られた綾織り生地を指す。ウエスト76cm、股下82cm、総丈113cm(実測)。
OG-107より前の主役
ODと呼ばれるオリーブドラブの染色に、HBTの織り方を組み合わせたこのパンツは、1940年代から1950年代にかけて米陸軍の作業服・戦闘服として広く使われた。後継のOG-107サテン地に切り替わるまで、この綾織りが標準だった時代がある。
丈夫さという美点
綾織りは平織りに比べて摩耗に強く、破れにくい。生地が丈夫なぶんサバゲーや作業着への転用も多く、実用衣料としての完成度は今も色褪せない。
新品という珍しさ
支給されたまま一度も洗われず、着られなかった一本。当時の生地の張りと折り目がそのまま残っているのは、新品ならではの記録だ。









