同じMでも、四種類ある。
ウッドランド迷彩パンツ、CH-0289。サイズM-XS、ウエスト88cm、股下丈70cm、総丈97cm。未使用品だ——股下70cmという短めの丈、これも規格の妙である。
R・S・Lの正体
米軍のBDUサイズ表記には、通常のS/M/L/XLに加えてRegular・Short・Longの区分が重なる。M-XSという表記は一見謎めいて見えるが、要は「Mウエスト・XS丈」を示す組み合わせ規格だ。股下丈70cmという短めの寸法がそれを裏付けている。
なぜここまで細分化したか
何百万人という規模の兵員に、既製服でありながら体に合った一着を届ける——それがBDUのサイズ体系の目的だった。民生アパレルと違い、返品や仕立て直しは前提にできない。だからこそ、最初から組み合わせで幅を持たせる必要があった。
サイズ表を読む楽しみ
数字とアルファベットの羅列に見えるサイズ表記だが、そこには大量の人間に均一に行き渡らせるという兵站の思想が詰まっている。一枚のパンツから、そんな設計思想を読み取れるのも実物ならではだ〜数字の羅列も、こう考えると案外面白い。










