破れが広がらない生地は、ジャングルの兵士を守った。
BDUトラウザース ウッドランド迷彩 サイズL-R。ウエスト93cm、股下79cm、総丈102cmの中古良品だ。1981年に米陸軍が制式化したM81ウッドランドパターンを纏った一本で、黒・茶・濃緑にカーキを差し色にした4色の不規則な斑紋が、東南アジアからヨーロッパの森林地帯まで広く通用する迷彩として設計されている。
M81という型番の意味
M81とはModel1981の略で、ベトナム戦争で使われたERDLパターンを引き継ぎ、より遠距離からの視認性を下げるために色面を拡大した後継パターンである。米陸軍・海兵隊ともに1980年代〜2000年代初頭のBDU(Battle Dress Uniform)に採用し、湾岸戦争からアフガニスタン侵攻初期まで前線の主力迷彩であり続けた。
リップストップという名の丈夫さ
生地は綿にナイロン糸を格子状に織り込んだリップストップ地。小さな裂け目が生地全体に広がるのを、この格子が食い止める仕組みだ。分厚くないのに丈夫で、汗をかいてもすぐ乾き、通気性も高い——実際に袖を通すとその軽さに驚くはずだ。
映画の中のウッドランド
1987年公開の『プレデター』で兵士たちが身にまとっていたのもこのウッドランド迷彩。サバゲーの定番として今も新品が流通する一方、この個体は実物ならではの色落ちと生地のこなれが魅力。普段着として羽織るにも十分な一本だ。

















