『チノ』の語源はここにある、フィリピン渡りの綿布
カーキードレスパンツ、サイズ30-31。ウエスト78cm・股下76cm・総丈104cm。新品・未使用。カーキードレスシャツと組ませて着る、勤務服の下半身だ。折り目、まだ鋭い!
チノという生地の出自
チノとはスペイン語で「中国の」を意味する語。米西戦争の頃、米陸軍がフィリピンで調達した綿の綾織り生地をこう呼んだのが始まりだ。海兵隊でも同じ呼び名が定着した。カーキ色のこの手のトラウザースは、その系譜の延長線上にある。
土埃の色、という意味
カーキという言葉自体、ウルドゥー語で土埃色を指す。19世紀半ば、英領インド軍が採用したのが最初とされ、以後、欧米各国の軍が夏季・温暖地の制服色として取り入れていった。米軍も例外ではない。
折り目に残る保管の質
78cmのウエストは、かなり細身の体格だ。生地のハリと折り目の鋭さから見て、着用機会はほとんど無かったのだろう——倉庫でひっそり出番を待ち続けた一本、というわけだ。










