迷彩柄をまとった防弾ベスト、Sサイズの記録。
ボディーアーマー(S)。肩幅42cm、身幅53cm、総丈約55cm。米軍迷彩デザインのカバーが掛けられたボディアーマーで、小柄な体格向けのSサイズだ。実物として程度の良さも見どころである。
迷彩カバーという発想
ベスト本体のケブラーパネルはむき出しでは目立ちやすい。そこで迷彩生地のカバーを外側に被せ、周囲の環境に溶け込ませる工夫が施された。1983年に米陸軍が導入したPASGT(Personnel Armor System for Ground Troops)以降のボディアーマーでは、この着せ替え式カバーが標準の運用方法だった。
Sサイズという記録の意味
ボディアーマーのサイズ展開は体格差に対応するためのもので、Sサイズは小柄な兵士や体格の異なる同盟国要員にも対応する目的で用意されていたと考えられる。肩幅42cmという数字は、当時の量産規格の下限に近い部類だ。
軽さと防御の折り合い
小さいサイズほど覆う面積は減るが、その分軽量になり動きやすさは増す。防御力と機動力、どちらを取るかの折り合いが、このSサイズには表れている——地味な数字にも意味はあるのだ!









