袖を通せば分かる、この重みはただの防寒着じゃない。
コンバットセーター、40サイズ。肩幅約49cm・袖丈約67cm・身幅約50cm・着丈約69cm。極上品。米陸軍が寒冷期の野戦服の下に着せていた、ウールのVネックセーターだ。
サイズ40が意味するもの
米陸軍のセーターは胸囲をそのままインチで呼ぶことが多い。40という数字は胸回り40インチ、日本で言えばLサイズ前後に相当する。がっしりした体格を想定した、余裕あるサイジングである。
肩と肘のパッチが物語る用途
ウールのセーターに肩当てと肘当てのパッチが付いているのは、装飾ではない。肩のパッチは小銃のスリングが擦れて生地が傷むのを防ぎ、肘のパッチは伏せ撃ちの姿勢で肘を地面につく際の摩耗を防ぐ——動きながら戦う人間のための設計だ。厚手のウールながら目の詰まった編み方で、腕を動かしても突っ張らない。
極上品というめぐり合わせ
ウール製品は虫食いや型崩れが避けられず、数十年前のものが良好な状態で残っているのはかなり珍しい。極上品と呼べる一着に出会えるのは、ちょっとした幸運だと思う〜










