重ね着の芯
隙間を、作らない。それが命を守る。POLARTEC フリースオーバーオールは、防寒着の内側に着込む中間着として作られたつなぎだ。上下が一体になった作りは腰まわりに隙間ができず、動いても裾がめくれ上がらないという単純だが効果の大きい利点を持つ。サイドには着脱を助けるファスナーが通り、ブーツを履いたままでも脱ぎ着できる。
POLARTECという素材の強み
1981年に登場したこの化学繊維フリースは、綿のように水を吸って重くならず、乾きも早い。1990年代以降、こうした中間着はミリタリー装備の定番になった。厚手でも空気を含んで軽く、着ぶくれしにくいのも野外行動が長い任務では利点になる〜。
作りと質感
起毛したフリース地は手触りが柔らかく、サイドファスナーの引き手や縫製にも実用品らしい飾らない仕上げが見える(実物)。新品・未使用のため糸のほつれもなく、当時のまま保管されてきたことが分かる。
待ち続けた一着
レイヤリングという発想が定着する前から、体温を守るための工夫は積み重ねられてきた。一度も袖を通されないまま、今日まで静かに残っている。誰も着なかった、その事実だけが残る。





















