長い荷物のための箱。
ダッフルバッグ、中古良品。長物——テントのポールや分解した装備など——を運ぶのに向いた、大きめの円筒形バッグである。
肩紐一本の設計
背負う背嚢と違い、肩紐一本を斜め掛けにして運ぶ設計だ。1910年代の第一次大戦期からGI(米兵)の私物運びの定番として、米陸軍で長く使われてきた形式である。中身をまとめて放り込み、あとは口を絞るだけでいい。単純だからこそ、長く生き残った。
円筒形という合理性
四角い箱型より、円筒形のほうが縫い目が少なく壊れにくい。長尺物を斜めに収めやすい点も、この形が生き残った理由だろう。継ぎ目の少なさは、そのまま丈夫さに直結する。
汚れも記録のうち
中古良品というコンディションは、傷や汚れが残っていても実用に支障がないという意味だ。きれいに使われすぎていない分、むしろ本物らしさが強い——使われた道具の顔つきをしている。









