装備を増設する部品
MOLLE(モール)は、ベストやバックパックの表面に格子状のベルトを縫い付け、そこへ様々なポーチを自在に取り付けられるようにした装備システムである。個々の兵士が任務に応じて装備を組み替えられるのが最大の利点だ。
このポーチにも文字書きの跡が見られ、実際に持ち主の手を経てきたことをうかがわせる。
組み替えられる装備
ポーチ単体では小さな収納にすぎないが、モールシステムに組み込むことで、弾倉や工具、無線機など任務に必要な装備を自分の体に最適な配置で持ち運べるようになる。
作りと質感
薄汚れや文字の書き込みは、倉庫で眠っていたものではなく、実際の現場で使われてきた証である。使用感そのものが、この品の価値の一部になっている。
いま、遺産として
小さなポーチひとつにも、装備思想の合理性が凝縮されている。








