使うためでなく、残すために
LC-2 ファーストエイドキット、中古良品。ALICEシステムの構成品として、ピストルベルトに吊るして携行された救急ポーチである。
LC-1からLC-2への改良
LC-1系の装備を経て1973年のALICE採用にあわせ改良されたのがLC-2規格だ。地味な進化。金具や生地の仕様が細かく見直され、耐久性と量産性が向上している。同じファーストエイドキットでも、LC-1とLC-2では細部の作りが違う。
コレクションとしての注意
薬品自体は含まれておらず、あくまでポーチとケースという「容れ物」の保存を目的とした一点だ。実際の応急処置に使う場合は自己責任の範囲になる——本来の用途と、実物資料としての価値は分けて考えたい。
小さくても語る一品
ベルトに吊るすためだけの小さなポーチだが、ALICEという装備体系全体を知る手がかりとしては十分な情報量を持っている。台紙の裏に残るスタンプや縫製の癖まで、じっくり見る価値がある一点だ!















