何を入れるか兵士自身が決める、名もなき箱。
ユーティリティポーチ 極上品。M16弾倉が入る大きさでありながら、名称に「ユーティリティ」と付く通り用途を限定しない一品だ。裏面のALICEクリップで、腰のピストルベルトにもラックサックのフレームにも取り付けられる汎用性が売りである。
ALICEという携行システム
ALICEはAll-purpose Lightweight Individual Carrying Equipmentの略で、1973年に米陸軍が採用した携行装備体系だ。ベトナム戦争のジャングルで重さと嵩張りに苦しんだ反省から、軽量なナイロン素材と着脱式のポーチ構成へ舵を切った。このポーチもその思想の延長線上にある。
中身を選ばない設計
マガジンにも、応急手当キットにも、行動食にも——ふたを閉じるコブラフックとナイロン生地の組み合わせは、収める中身を問わない。前線の兵士は支給された装備を自分の任務に合わせて詰め替えていた。その痕跡が、ポーチの内側の擦れ具合に表れる。
極上品というランクの意味
実物ミリタリー用品の「極上品」は、新品ではないが使用感がほとんど見当たらない状態を指す。倉庫に眠っていた放出品ならではの、生地の張りとコバの硬さが残っている一枚だ!





