チューブをくわえたまま歩く、という発想。
CamelBak社は1989年、自転車競技用の水分補給具として生まれたブランドだ。チューブをくわえたまま飲める、両手の塞がらないハイドレーションシステムを世界で最初に商品化した。
その発想が軍用にも転用され、90年代以降、米陸軍を含む各軍で広く使われるようになった〜。
3色の砂漠迷彩
生地は3C、いわゆる3色デザート柄だ。DCU(デザート戦闘服)と同じ時期に定着した迷彩で、湾岸戦争以降の中東任務を象徴する柄のひとつである。
兵士自身が書いたマジック文字
バッグには、持ち主が書いたとみられるマジックの文字が残っている——名前や血液型を書き込むのは、装備を自分のものと分かるようにするための、ごく実用的な習慣だ。
使われた跡が、そのまま資料になる
きれいな新品より、こういう使用感のある一点の方が雄弁なことがある。生地の色褪せ方や擦れの位置も、実際に背負われた向きや期間を無言のまま語っている。誰かが実際に使っていた記録として、値打ちがある一つだ。







