大荷物を運ぶ相棒
90×33×30cmという大容量のダッフルバッグは、米軍実物として長らく使われてきた円筒形の輸送袋である。
中古品ゆえの使用感を残しながらも、当時のままの容量とシルエットを保っている。
ダッフルバッグという形式
ダッフルバッグは円筒状の大きな一つ布に肩掛けストラップを付けただけの、極めてシンプルな構造の携行袋である。異動や配置転換のたびに私物一式をまとめて運ぶための実用品として、多くの将兵に使われてきた。
作りと質感
厚手の生地は多少の乱雑な扱いにも耐える頑丈さを持ち、大きな開口部で荷物の出し入れがしやすい設計になっている。付属の鍵は現在固着して取れない状態のため、実用というよりアクセサリーとして楽しむ形になる。
いま、遺産として
大きな荷物を背負って移動を重ねた将兵の日々を、その容量の大きさがそのまま物語っている。今はもう荷を詰めることのないこの袋が、実物としての重みを静かに残している。













