Wの一文字が語る、幅広の足への配慮
オールレザーのコンバットブーツ、サイズ8W(約26cm)、高さ16cm、黒。中古良品。他の個体より履き口が低く、くるぶし丈に近い。ブーツというより編み上げシューズに近い印象を受ける一足だ。低い。
Wはワイド、幅の規格
米国靴サイズの表記はA・B・C・D・E…とアルファベットで足囲(ワイズ)を細かく刻む。Wはワイド、標準よりゆったりした幅を意味する。足の幅は人によって差が大きく、米陸軍はここまで規格を分けて全兵士の足に対応してきた。
低めの履き口という選択
高さ16cmは、他のオールレザーブーツと比べるとかなり低い。編み上げ部分が短いぶん足首の可動域は広く、米陸軍でも長時間の行軍より作業や日常勤務での動きやすさを優先した仕様だったのだろう。用途によって、同じ「コンバットブーツ」でも形は変わる。
幅の広さは今も探しにくい
現行の量産靴でもワイズ表記まで厳密に守るメーカーは少ない。だからこそ、このWサイズは今の市場でも意外と代わりが見つからない〜掘り出し物と言っていい一足だ。足に合う靴を探す苦労は、いつの時代も変わらない。








