礼服の下で、規格が静かに主張している。
USMC DSCPネクタイ140cm、中古良品。海兵隊の礼装(ドレスユニフォーム)に合わせるネクタイで——DSCPの品質タグが縫い付けられている。
DSCPという調達機関
DSCPはDefense Supply Center Philadelphiaの略、米国防総省の被服・繊維品調達を一手に担ってきた機関である。米軍全軍の制服・ネクタイ・靴に至るまで、この機関の規格タグが縫い付けられてきた。
礼装という別世界
普段の戦闘服とは対照的に、礼装は色・素材・結び方まで規定が細かい。ネクタイの幅や長さも例外ではなく、140cmという寸法自体が支給規格に沿ったものだ。
タグが語る調達史
DSCPは2010年前後にDefense Logistics Agency傘下の別組織へ再編されており、DSCPの名を冠したタグそのものが一つの時代の記録になっている——今となっては見かけなくなった名称だ。





