雨をしのぐ、応急品の入れ物。
ファーストエイド ボックス(プラスチック)、実物。ある程度の雨などの防水は可能——程度は中古だ。
車両搭載を前提にした設計
プラスチック製のファーストエイドボックスは、ジープやトラックといった車両に固定して搭載することを想定した箱が多い。金属製と違って錆びず、多少の雨天でも中身を守れる点が現場で重宝された理由だ。米陸軍でも海兵隊でも、こうした応急品の箱を運転席周りやフェンダー部に固定するのが定番だった。
中身より先に語られる箱
ファーストエイドキットというと中の包帯や薬品に目が行きがちだ。だがそれを守る箱自体にも設計思想が詰まっている。蓋の密閉性。留め具の強度。持ち運びやすい形状——すべて野戦を前提にした作りだ。1950年代から60年代にかけて、こうした樹脂成形の医療箱が金属製に代わって普及していった。
空でも成立する装備品
中身がなくとも、この箱ひとつで当時の医療体制の一端を物語る。空き箱こそ、道具の骨格を一番よく見せてくれる!







