装備を長く使うための部品
ジャケットや装備品のファスナーが壊れたとき、修理を諦めるか部品を探すかは大きな分かれ道になる。これはその後者を選んだ人のための補修用ジッパーだ。
IDEAL社製、53cmという長さは、フィールドジャケットやパーカ類の前立てに合わせやすいサイズになっている。
補修という文化
米軍装備は使い捨てではなく、壊れた部品だけを交換して使い続けることが前提の作りになっている。ファスナーはその中でも消耗の早い部品で、専用の交換用ジッパーが流通していたこと自体が、装備を長持ちさせる文化を物語っている。
作りと質感
未使用のまま保管されてきた新品で、スライダーの動きも金具のかみ合わせも生産当時のまま。実際にジャケットへ縫い付けて使える実用部品としての価値がある。
いま、遺産として
完成した装備だけでなく、こうした補修用の部品にも、当時の物作りの手堅さが残っている。





