短く仕立てられた一本
「マーパット」はMARine PATternの略。米海兵隊専用の柄であることを名前が示している。2002年の制式化以降、体格差に対応する複数のサイズ規格が用意された。S-SやS-Rなど、身長差にも配慮した細かい規格分けが特徴だ。デザートマーパットが主に使われたのは2003年のイラク侵攻から2010年代前半までだ。
ボタンという選択
前立てにファスナーやマジックテープでなくボタンを選ぶのは、金属の反射や擦れる音を嫌ったためだと言われている。静音性を意識した設計になっている——地味だが理にかなっている。
丈が語るサイズ
サイズはS-Sで、ウエスト72cm・股下丈74cm・総丈102cm。Sは丈短めを意味し、身長の低い着用者にも対応できるよう用意された規格だ。日本のS〜SSに近い、小柄な着用者向けの数字だ。
使われた時間の分だけ
小柄向けは希少だ。傷みは少ない。使われた時間の分だけ生地に柔らかさが残り、実物としての質感を伝えてくれる一本だ。











