同じ「M-R」でも、一本ずつ違う。
米海軍NWUパンツ、サイズM-R。股下丈は81cmでなく82cm——わずか1cmの差だが、これは個体差ではなく生産ロットの違いによるものだ。米軍被服は複数の契約工場で並行生産されるため、同じサイズ表記でも工場ごとに裁断の癖が出る。地味だが、これがなかなか面白い。
コレクターが見る場所
型番や採用年だけでなく、この手のわずかな寸法差やタグの書式違いを追いかけるのがミリタリー収集の面白さだ。生地はNYCOリップストップ、紺系デジタル迷彩のType I。艦上作業服として2010年代を通じて着られた。同じ型番でも工場が違えば針目のピッチまで微妙に変わる——見比べて初めて気づく違いだ。
サイズ
M-R、ウエスト84cm・股下丈82cm・総丈106cm。中古良品。数字はカタログ通りでも、現物は一本ずつ表情が違う。
誤差もまた記録
1cmのずれは欠陥ではない。大量生産という現場の呼吸、そのものだ。











