青いドット柄は、艦の甲板でどう見えたか。
米海軍のNWU(Navy Working Uniform)ジャケット、サイズS-R。2008年に導入され2011年までに全艦へ普及した、Type Iの上衣である。紺・グレー・黒のピクセル状迷彩は遠目には無地に見え、艦内の狭い通路や機械区画で目立たぬよう設計された——実に地味な、しかし理にかなった柄だ。
衣服というより装備
ボタンでなくファスナーとベルクロで留める前立て、胸ポケットは面ファスナーで開閉する。作業中に手袋のままでも扱えるよう考えられた作りだ。衿はスタンドカラーで、艦内の狭い通路や梯子でも引っかかりにくい。肘には補強布が当てられ、擦れやすい部分だけ耐久性を上げている。上下ともデザインの主眼は洗濯耐性と速乾性にあり、格好よさは二の次だ。実用が先に来る一着である。
サイズと状態
サイズS-R、肩幅38cm・身幅47cm・袖丈54cm・身丈62cm。中古良品として入荷したうちの一着で、細身の体格に合わせたサイズ表記になっている。数字だけ見ても、着ていた人の体格がうっすら見えてくる。
短命だった制服
採用から退役までおよそ十数年。米軍の被服史のなかでも、短い現役期間を生きた一着である。今はもう、新規に支給されることはない!










