同じ型でも、辿ってきた棚は違う。
ヘリコプター クルー難燃シャツ。サイズM-R、肩幅44cm・身幅54cm・袖丈61cm・身丈72cm。米陸軍がベトナム戦争期にヘリ搭乗員へ支給した作業着で、こちらも未使用のまま今日まで保管されていた個体だ。
ヒューイの時代の必需品
ベトナム戦争ではUH-1をはじめとする回転翼機が兵員輸送・救難・偵察の主力を担った。着陸帯外への強行着陸や被弾は珍しくなく、機体火災はクルーにとって最大級の脅威だった。難燃素材のシャツはその危険と直結する装備である。
ノーメックスという答え
デュポン社のアラミド繊維ノーメックスは1967年前後から米軍の航空被服に浸透していった。熱で溶融しないため皮膚への熱傷が抑えられ、繊維自体が炭化して延焼を食い止める。当時としては画期的な防炎技術だった。
番違いの兄弟品として
CH-0244と型は同じ。だがコードは別、CH-0245だ。仕入れ元も時期も違う——いわば兄弟のような一枚である。同型が複数残っていること自体、当時どれだけの数が現地に送られたかを物語っている!








