タグは消えても、寸法は嘘をつかない。
ABUのタイガーストライプ、パッチ付きのジャケットだ。サイズ表記は失われているが、肩幅49cm・身幅65cm・袖丈68cm・身丈80cmという寸法が、着ていた人の体格を物語る〜。
タグより先に、数字が語る一着だ。
縫い付けられたパッチ
どの部隊のものかは分からない。だがパッチが縫い付けられたまま残っている——支給品に個人の意思が加わった、その痕跡だ。糸の縫い目一つとっても、既製品にはない手作業の跡が見て取れる。
ABUという柄の背景
ABUはAirman Battle Uniformの略、アメリカ空軍だけが採用した戦闘服だ。試作は2003年、ベトナム戦争期のタイガーストライプを参考に開発が進められたとされる。
タグが消えても、寸法は残る
サイズ表記が消えていても、実測すれば体格まで想像できる。数字だけが黙って、来歴の一端を伝えてくれる一着だ。値札やタグは剥がれても、生地そのものは何も語らずとも寸法という形で情報を持ち続ける。










