寒さの手前で戦う一着
フライヤーズジャケット CWU-45/P——気温マイナス10度〜プラス10度、つまり極寒でも真夏でもない「帯」を専用に受け持つジャケットである。サイズMは肩幅46cm・身幅58cm・袖丈65cm・身丈65cmの中古良品。米軍の航空機乗員が長年頼ってきた現行型フライトジャケットだ。
CWUという型式名
CWUは Cloth Utility の略——つまり「布製の実用衣」を意味する型式名で、革のG-1やナイロン地のMA-1のような先代機とは素材から一線を画す。MA-1は火災時にナイロンが溶けて肌に張り付く欠点を抱えていた。その教訓から、CWU-45/Pの外側には難燃性のノーメックス系アラミド繊維が使われている。見た目は地味だが、命を守るための素材選びだ。
四軍共通という重み
米陸海空軍と海兵隊、四軍すべてで制式採用されているのは伊達ではない。任務も気候も違う部隊が同じ一着に落ち着いたという事実が、この設計の完成度を物語る。中古良品というコンディションながら、着用による自然な馴染みが生地に出ている程度で、防寒の要となる構造そのものは崩れていない。
サイズの見方
肩幅46cm、身幅58cm、袖丈65cm、身丈65cm。ゆとりのある身幅は、下にセーターやフライトスーツを着込む前提の裁断だ。搭乗席という限られた空間で腕を大きく動かす操作にも対応できるよう、袖回りには余裕が持たされている。実物を手に取ると、その「動くための余白」がよくわかる!










