0.5インチの誤差にまでこだわった一枚
ユーティリティシャツ、サイズ16.5。半袖。首回りの数値に「.5」という半刻みが入るのは、既製の軍需被服にしては珍しく細かいグレーディングだ。肩幅45cm・身幅55cm・身丈77cm、袖丈25cmという実測値が、その仕立ての具体像を伝えている。
胸の二つのポケット
フラップ付きの胸ポケットを左右に一つずつ備えるのが、この系統のシャツに共通する意匠だ。米陸軍のOG-107系被服は、ジャケットもシャツも同じ生地・同じ設計思想で統一されている——制式の統一感こそ、軍需被服の設計思想だった。
半刻みが意味するもの
16でも17でもなく——16.5。首元の窮屈さも緩さも許さない、この半刻みの存在こそが、大量調達品でありながら着る人の体に向き合おうとした証だ。
色あせて、なお立つ生地
中古良品のコットンサテンは、洗い晒された色合いにこそ実物の説得力が宿る。新品には出せない、この色だ!









