ベトナムの泥を思わせる、あの緑。
OD(オリーブドラブ)パンツ、サイズ28×31。米陸軍が1952年から採用したOG-107ユーティリティー・トラウザースの系譜にある一本だ。OG-107とは「オリーブグリーン107番」という生地の色番号を指し、ベトナム戦争期の米兵の代名詞と言える色だった。地味な色ほど、時代を語る。
映画で見た、あの緑
コットンサテンの厚手生地は丈夫で、当時の戦争映画——『プラトーン』や『フルメタル・ジャケット』にも登場するあの野戦服の色合いに近い。1980年代にウッドランド迷彩のBDUへ切り替わるまで、米軍の基本の色として長く現役だった。ボタンフライに、後ろポケットは片側だけフラップ付きという左右非対称の仕立ても、この年代のトラウザースらしい特徴だ。
サイズ
28×31、ウエスト70cm・股下丈77cm・総丈106cm。中古良品で、生地の丈夫さはサバゲーや作業着にも十分通用する。細身のシルエットが今でも古びない。
無地であることの強さ
迷彩でも柄でもない〜ただの緑一色が、あの時代の米軍そのものを表していた。











