首回りと袖丈、ふたつの数字が仕立てを決める
OG-107系のユーティリティシャツ、サイズ15×32。長袖。首回り15インチ・袖丈32インチという、二つの数値を掛け合わせた表記だ。肩幅約43cm・身幅52cm・袖丈56cm・身丈76cmという実測値が、その仕立ての具体像を伝えている。
民生の紳士服から借りた合理性
首回りだけでなく袖丈まで指定する二数字方式は、市民のドレスシャツの採寸方式をそのまま流用したものだ——米陸軍の大量調達においても、既製服でありながら個人差を吸収する工夫が求められていた。
長袖という選択
半袖のユーティリティシャツも同じ規格で並行生産されていたが、こちらは長袖。防寒はもちろん、虫や擦り傷から前腕を守る意味合いも大きかっただろう。冬場の重ね着にも向いた一枚だ。
中古良品の生地感
長年の洗濯に耐えたコットン地は、糸の張りにまだ余力を残している——使われ続けた一枚だけが持つ、くたびれきらない強さだ。







